「男女共同参画社会」の実現をめざして

名張市男女共同参画センター
Nabari City Gender Equality Center

性の多様性認め合う 名張市議会「宣言」可決 差別解消など目指す/三重/名張/毎日jp

 名張市議会は31日の本会議で、議員が提案した、LGBTなど性的少数者への差別解消や支援を目指すための「性の多様性を認め合うまち・なばり」宣言を可決した。提案者側は今後、市に対し、啓発活動などを求めるという。

 宣言は「性の多様性に対する無関心や誤った認識による偏見、差別がさまざまな場面で生きづらい環境を作っている」と指摘。その上で「性自認や性的指向などの性の多様性が尊重され、誰もが生きやすい社会を実現することを決意する」とした。
 議案提案者の一人、吉住美智子議員によると、女性市議5人と市の女性幹部職員との意見交換の中で、性の多様性に関する取り組みの必要性が話題となり、昨年から今年にかけて、市人権・男女共同参画推進室などとも協議し、宣言案を練り上げたという。吉住議員は「当事者の市民からの直接の訴えはないが、まずは性の多様性に関して生きづらさを抱える人が当たり前にいることを周知し、声をあげられる環境を作りたい」と語った。
 この日の本会議で、吉住議員は「一人一人の違いを認め合うことは全ての人が自分らしく輝いて生きることができる社会につながる」などと提案理由を説明。宣言を受けて亀井利克市長は報道各社の取材に対し、「今後、具体的な施策については、議会とよく相談しながら決めたい」と話していた。

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