12月8日（日）「第76回人権週間記念行事　ふれ愛コンサート」が開催されました。
　第一部は、13：15から小中学生の人権作品の表彰、人権メッセージ「あなたの大切な人へ」の表彰及び朗読発表、人権作品朗読発表また、中学生のピースメッセンジャーによる平和のメッセージが行われました。

　「応募作品総数」作文の部小学生2,209点・中学生804点、標語の部小学生1,000点・中学生1,604点、図画・ポスターの部小学生3,074点・中学生905点、メッセージの部高校生757点・一般5点たくさんご応募ありがとうございました。受賞されましたみなさまおめでとうございます。

　中学生10名のピースメッセンジャーによる平和メッセージの発表が行われました。市内各中学校から代表2名ずつで計10名の生徒さんたちが、5月から11月の間に平日の放課後等を活用して、世界や地域で起きている様々な事象や問題について話し合い、今回のふれ愛コンサートで、市民の皆様に発表していただきました。

　第二部は、14：30から～ポジティブなパワーに満ちたサウンドと心の奥に寄り添う歌詞～Rhythmic Toy Worldトーク＆コンサートを開催しました。曲は①ニジラルド、②なにかしら、③ゴーストタウン、
④犀日、⑤リバナ、⑥ありったけ、⑦僕の声、⑧青と踊れ、⑨VITEの9曲歌っていただきました。
　最初に名張市出身ボーカルの内田さんは、「Rhythmic Toy Wordの活動が今年15周年を迎えました。このタイミングで、名張でふれ愛コンサートに呼んでもらえたことに感謝しています。音楽は人を幸せにしてくれる。」と話されました。そのあと、人権作文や平和メッセージの感想「若い子達の真っすぐで素直な心に純真さを感じました。」と話され,歌とトークが始まりました。トークの中でSNSの怖さにふれられ「顔が見えないから人が傷つく言葉を書いて、書いた本人はすぐに忘れているが、言われた本人は忘れられない。人権作文の発表の中にも同じような思いが発表されていました。年代や言葉が違っても同じように感じる」と話されました。また、「名張に幸あれ」と言ってくださったり、歌によっては涙したり、会場の皆様と一緒に声だししたり、リズムをとったりしてあっという間の1時間30分でした。
　内田さんは、「よい仲間に恵まれ仲間は僕の宝物です。」と話されました。今回は本来のロックバンドの演奏ではなく、お願いしてアコースティック編成でのコンサートになりましたが、4人のチームワークの良さで、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
Rhythmic Toy Worldの皆さん本当にありがとうございました。

【参加者のアンケート】
・受賞者の作文で、認知症の家族について発表していたものが、考えさせられました。自分にとって大切な人が、自分の抱くイメージの人じゃなくなるということに、あの若い人が日々向き合っていることが尊いと思いました。身近であり、自分の陥りそうな「大事なことを忘れてしまう」状況や、色々な人それぞれの思いがあることなど、自分よりはるかに若い人がすでに学んで、よりよい向き合い方を見つけようとしてることを知り、これからがんばろうと思いました。
・小中の子どもたちが身近なことからよく感じ取って自分を見直し仲間への思いやりや平和をしっかりと考えている姿には頭が下がります。見習いたいと思いました。
・子どもたちが自分のことばで伝えてくれた思いやその姿がうれしく感動しました。
・ふれ愛コンサート初めて見させてもらいました。小学生、中学生の人に対する優しい素直な気持ち、感心しました。この子たちの将来が楽しみです。視覚的にも字幕助かりました。手話もです。2部のRhythmic Toy Worldは初めて聞いたバンドでしたが、ホント良かったです。桔梗が丘出身のボーカル内田君のトークも人間味が出てて、ソングも心に残るのばかり、観客と同調して楽しい90分でした。ありがとうございました。
・名張出身メンバーのいるバンドが、第一部の人権作文をちゃんと聞いてよりよい名張に向けて応援を伝えてくれたのが励まされました。音楽的にも想像していたよりずっといいバンドでした。4人のメンバーが仲良く、オーディエンスとも気持ちの通うパフォーマンスでした。音中心に聴いていましたが、歌詞も、生きる事をそれぞれなりに見つめて言葉に表しているものだったように感じました。来て良かったと思いました。
・Rhythmic Toy Worldの演奏とトーク心に響きました。
・コンサートの中で歌われたリバナに凄く感動して聴いていて、自然に涙がでて自分でも驚きました。
　とても素晴らしいコンサートの企画ありがとうございました。