昨春までアーケード通りだった三重県名張市上本町のサンロード商店街を会場に、4月21日午前10時から午後4時まで「参道祭(サンロードフェス)」が開かれる。
1974年に完成したアーケードは、老朽化によって耐震性が危ぶまれるようになり、昨年4月に撤去された。アーケードがあった同商店街に多くの人が集った記憶を後々まで残していこうと、同商店街で生まれ育った同市桔梗が丘5の富永憲秀さん(47)が昨春に“再出発”イベントを開催。定期化を望む声もあり、1年後に向けて計画してきた。
当日は、から揚げやたこ焼きなどのキッチンカー、焼き菓子、コーヒー、地元産の米や野菜などのフードブース、占いコーナー、アクセサリー、かばん、ベビーグッズなどの手作り雑貨、癒やしのブースが並ぶ。AR(拡張現実)を用いてスマホ上にアーケードを再現する仕掛けもあり、投稿で寄せられた同商店街の写真も展示する。
当日は、近くにある宇流冨志禰神社(同市平尾)で春季例大祭も行われ、餅まきや縁日などもあるといい、富永さんは「商店街にも神社にも立ち寄ってもらえたら」と来場を呼び掛けた。
富永さんはインスタグラム(@uehonmachi_sun_road)で同商店街の情報を発信している。
問い合わせは富永さん(090・9170・5919)へ。
伊賀タウン情報YOU記事より