2024年2月4日13時30分から名張市ふれあいホールにおいて、2023年度市民文化講座映画「大コメ騒動」上映会を開催しました。
1918年(大正7年)、富山県の魚津で、米を船に載せて運び出そうとするところを目撃したおかか(女房)が、それを阻止し、さらにコメの価格急騰に対して安売りを求めて米屋に押し掛けるという市民運動「米騒動」で、活躍したおかか(女房)たちが、歴史をかえていく物語。笑いあり涙ありの映画です。
日々の暮らしの中で、子どもたちや家族に腹いっぱいのご飯を食べさせることが出来なくなっていく中、おかか(女房)たちが力を合わせて立ち向かっていく、一人ではできないが、皆で団結して立ち向かっていく姿には、感動しました。「女が動いたところで何も変わらない」と言われてましたが、見事に行政を動かしました。諦めずに前に向って行動していくおかか(女房)たちの強さを感じました。
【参加者のアンケートより】
・お米のない時代の女性の強さ団結の強さを楽しく見ました。今この時代だからこそ考えさせられました。
・貧富の差について、信念をもって当時の権力者に立ち向かう様はとても心にひびいた。
・おかか達の家族を思っての行動に感動しました。まだ100年ちょっと前の出来事で貧富の差がこんなにもあったことに驚きました。
・戦争で時代が戻らないよう祈ります。
・大変な時代の女性たちの働きに感動しました。だまっていては、何も変わらない。声を出し行動することの大切さをあらためて思いました。今の時代にリンクする映画でしたね。