政府は14日の閣議で、2019年版男女共同参画白書を決定した。女性の学びの環境を特集し、理工系分野を専攻する「リケジョ」が少ない現状を分析。その背景に、将来像の手本となる身近な人や事例の不在があるとし、キャリア教育や女性が働きやすい環境整備が重要と指摘した。
白書によると、大学で理工系を専攻する女子学生や企業などで働く女性研究者は少ない。例えば研究者が約42万人いる工学分野を見ると、女性は6・2%にとどまる。
白書は、女性は大学進学時に就職に有利な資格取得を重視する傾向があるとのデータを紹介した。(共同)
「男女共同参画社会」の実現をめざして
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理系女子、少ないのは身近な手本不在 19年版男女共同参画白書
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