7月1日(日)名張市総合福祉センターふれあいにおいて、三重県内男女共同参画連携映画祭2018「彼らが本気で編むときは、」を上映しました。暑い中ご参加ありがとうございました。
介護士として働くトランスジェンダー(性同一性障害)のリンコとパートナーの書店店員マキオと母親にネグレストされてきたマキオの姪っ子のトモが、疑似家族として同居する様を通して、家族・他人の心の交流が描かれていました。笑いあり、涙する場面もあり、「LGBT」についてあらためて、考えさせられる映画でした。もっといろんな方に観ていただきたいと思いました。
【参加者の方の感想】
この映画についての問題定義がLGBTもそうだが、育児ネグレクト問題も取り上げられていた。主人公のリンコを取り巻く社会、理解ある職場や家庭、恋人だが、理解されない社会がある。しかし、それもにも耐えているリンコの芯の強さにはとても感動を思えた。
それから、母親の育児ネグレクトの中育っているトモ、トモにとってリンコとの出会いはとても良かったのではないかと思われる。リンコにはトモを本当の子どもの様に接し、トモも母親の本当の愛を感じていたのではないか思われる。リンコの取り巻く社会への偏見に直面し、自分の止める事の出来ない感情をぶつけてしまうトモに対して、リンコはその感情を編み物に込めて編むことでやり切れない気持ちを落ち着かせることを教えた。この映画は家族のあり方やLGBTの取り巻く社会に対してもアプローチもあり、とても考えさせられる映画でした。
会場前には「男女共同参画」について掲示しました。