映画祭2019の名張市会場の上映会が開催されました。名張市会場では「日日是好日」が上映され、多くの方にご来場いただきました。
ぐずつく天気の中、足をお運びいただき、ありがとうございました!
映画祭についての報告や、ご協力いただいたアンケートの集計結果報告は、今月発行予定の「つうしん」7月号でも掲載予定です。こちらも合わせてよろしくお願いいたします!
<あらすじ>
「日日是好日」は、「やりたいこと」が見つからない二十歳の大学生・典子が主人公です。いとこの美智子に誘われ流されるように茶道教室へ通い始め、決まり事だらけの茶道の世界に戸惑う典子でしたが、通い続けるうちにお茶の世界に魅せられていきます。しかし、一緒に茶道を始めた美智子は就職、結婚と典子の先を歩いていってしまい、典子は「本当にやりたいこと」が見つからず焦りを覚えます。就職、恋人の裏切り、大切な人の死などを経験し、お茶や人生における大事なことに気がついていきます。
茶道教室の武田先生のひとことが、素朴だけどいい言葉が多く、また日本の四季の色彩や音をていねいに描いていてやさしく美しい映画だなと感じました。わたしは水や雨の音がとても印象的だと思いました。
やりたい仕事がみつからず、なかなか前へ進めずにいる典子。一方、貿易会社に就職し、結婚もし、「一般的な」しあわせの中を歩むいとこの美智子。典子の焦りに自身を重ね、苦しい部分もありました。ですが、典子の生き方も、美智子の生き方も「どっちが良くて、どっちが悪い」というのはないんだと感じました。
当日は上映会のほかに、会場前ギャラリーで「名もなき家事」についてのパネル展も行いました。