12月21日に防災センターで開催された、名張ゆめづくり協働塾に参加してきました。
東海大学の河井孝仁教授が、シティプロモーションの手法をお話くださいました。
シティプロモーションとは、「地域を持続的に発展させるために、地域の魅力を創出し、地域内外に効果的に訴求し、人材・物財・資金・情報などの資源を、地域内部で活用可能としていくこと」です。
宣伝自体が目的ではなく、名張の魅力の見える化をして発信するということです。
地域には、まさに地域を支えてくれている人がいます。でも、そのほかにも今は仕事や子育て、介護などで直接関わる事はできないけれど、「名張をよくしたい、素敵な町だと伝えたい」と、関与意欲を持っている人もいます。その人たちは、地域を担ってくれている人に対して「いつもありがとう」という気持ちを持っています。このように様々な形で地域に関わる人の数を増やすこと、地域(まち)に真剣(マジ)になる力を増やすことが大切になります。
そのためには、地域のブランディングが必要になってきます。
たくさんの人で名張の魅力を意見交換し、名張のよさを見える化しブランドにします。具体的には、名張が他と違って優れている部分や、名張でどんな暮らしができるのか、どんな人が住みやすいのかなど、ライフスタイルの差別的優位性をブランド化するということになります。
そして、作り上げたブランドを「名張ではこんなライフスタイルで暮らせますよ」と、様々な媒体を使って知らしめていくことが次のステップです。
最後に、情報を必要としている人・興味関心を持ってくれている人を迷子にせずスムーズに情報に着地してもらえるように、 個人のSNSから新聞やテレビなどの大規模メディアまでを上手に使い分け情報発信しいくことがとても重要になります。
行政や地域づくり、公益活動団体がそれぞれの得意分野をいかしつつ名張の魅力を発信しすること、その良さを伝えることができれば課題解決になります。また、私たち市民も各々の方法で関わっていくことも必要だと感じました。