9月29日(木)10時より、市役所大会議室において、名張ゆめづくり協働塾 まちづくり研修が開催されました。
テーマは「名張市の地域づくりについて~これまでとこれから~」です。
まず、地域経営室の藤本さんが、名張市の現状や地域づくり組織の創設について説明してくださいました。
名張市は全国平均よりも少し高齢化率が高く、人口も減少傾向が続いています。
名張市で安心・安全な暮らし続けるために、全国に先駆けて「地域づくり組織」という仕組みを作りました。市内を15の地域に分け、そこに住む人が「自分たちのまちは、自分たちでつくろう」と自発的に活動しています。市も補助金ではなく、使途自由な一括交付金を交付することで、地域づくりの活動をサポートしています。地域づくり組織では、部会や専門委員会を立ち上げ、課題解決に向けて取り組んでいます。また、公民館を市民センターに変更し生涯学習機能に地域づくり活動の拠点としての機能を追加しました。
さらに、名張市独自の取り組みとして、「まちの保健室」を15の地域に配置し、地域と一体的に地域福祉を推進しています。
そんな先進的な地域づくりを進めている名張市ですが、ここにも少子高齢化の波は押し寄せていて、担い手不足による組織メンバーの固定化や高齢化の問題を抱えています。
その問題を解決するヒントを見つけるため、特定非営利活動法人都岐沙羅パートナーズセンターの事務局長の斎藤主税さんのお話(2021年1月名張市で講演)をビデオで見ました。
これからの地域づくりは、今までの延長ではなく、これからの時代に即した進化が求められています。
・会議や行事を「ついでにやる」「まとめてやる」
・「単なるイベントよりも困りごとを楽しみながら解決する知恵と工夫を」
組織そのものを継承するのではなく、機能を継承させることに意味があります。
そのためには、次の世代から望まれる形で託せるように行事や会議の棚卸も必要になりますし、多様な生活スタイルに応じた柔らかく開かれた地域づくりが求められています。
誇りのもてる「自治のまち」を実現するために
名張市市民活動支援センター
Nabari City Civic Activity Support Center
名張市ゆめづくり協働塾が開催されました。
名張市市民活動支援センター
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